決算特別委員会ー産業観光局ー(10月3日) | 議会発言記録

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2018.11.03

決算特別委員会ー産業観光局ー(10月3日)

 ◆委員(加藤昌洋) 

 まず初めに,第二市場についてお伺いをしていきたいと思います。第二市場につきましては,一昨年の決算か予算特別委員会のときに質問させていただきました。そのときには第二市場は工事中でまだ新しい第二市場は使われていなかったわけですけれども,この春に使われ始めたということで,その当時の第二市場のと言うか,牛の取扱いの状況としては,業界として子牛が減少してきてたり,取扱量も厳しい状況が一部ではあったりという状況でありましたが,それから2年たっているということで,現在の京都の食肉市場を取り巻く動向を初めにお伺いしたいと思います。

 ◎中央卸売市場第二市場長(廣瀬智史) 

 第二市場の状況についてでございます。先生御案内いただきましたように,今年の4月に新しい施設の方の本格稼働を迎えることができました。今新しい施設が新築されたということをアピールしながら集荷には努めておるんですけれども,先生御案内のように子牛の生産頭数が長年の減少傾向から底を打ったのではないかというようなことは統計的にも言われております。国内の肉牛の集頭数は,28年度で対前年度比0.8パーセントの増,29年度が0.6パーセントということで,若干の上向き傾向ではございますが,まだまだ市場に集荷されるまでには至っていないという状況でして,非常に厳しい状況がございます。我々も牛の集荷頭数については,年々減ってきておりまして,昨年が9,200頭弱ということで,ピーク時の1万3,000頭から比べると大きく減ってしまった状況にはございます。ただ,市場の方は新築をさせていただけたということで,今回最新の設備と世界最高水準の衛生管理を実現したということをアピールして集荷に努めているところでございまして,今年度に入って新たに大口の出荷者を獲得できたというようなニュースも聞いております。今後更に力を入れて取組を進めるとともに,海外輸出認定を着実に取ることで集荷の上積みを図っていきたいというようなことを考えておるところでございます。
 以上であります。

 ◆委員(加藤昌洋)

 第二市場を取り巻く環境を今御説明いただいたんですけども,一つの目的としては,京都の近くで取れた牛を京都周辺,特に京都府,市内はもちろん京都府下の人にも消費してもらうということは第一の目的であると思いますし,今おっしゃられたように最新の衛生設備を備えられたということでアメリカ,EU等の輸出認定をしっかりと取ってもらって京都産の肉を海外に輸出展開していただくということが大事になってくると思うんですけども,アメリカ,EUの輸出認定はもう既に取れているのか,今後取っていくのか,どういう段階にあるのか。海外輸出の展開に向けて,京都市第二市場として,どういう動きを今図られているのかというところを御説明願いたいと思います。

 ◎中央卸売市場第二市場長(廣瀬智史)

 海外輸出でございます。現在,施設はこの4月に本格稼働したところでございまして,欧米への輸出に当たってはHACCPの認証を取得すると実績が認められますので,今その積重ねに向けて取組を進めているところでございます。輸出認定の取得の日程といたしましては,今年度できるだけ早い時期にタイとかマカオとかアジア圏の比較的認証の取得が容易な所ですね,こちらの方をまず取得を皮切りとして進めてまいって,来年平成31年にシンガポールですとか,そういった辺り,アメリカ,EUにつきましては,先ほど申し上げましたHACCPの実績が2年以上は必要であろうという風に言われておりますので,32年度に取得をするというようなことを目標として,今取組を進めさせていただいております。
 以上でございます。

  ◆委員(加藤昌洋)

 欧米に向けた輸出認定は時間が掛かるということで32年度をめどということなんですけども,今までは京都の近くで取れた牛であっても遠くまで持っていって,そこから輸出されていたという状況が以前にもお伺いしてたと思うんですけども,この輸出認定を取っていくことで,それを遠回りじゃなくて京都経由で輸出に持っていけるという見通しは,その事業者を含めて流れとしてはできつつあるのか,その状況はいかがですか。

  ◎中央卸売市場第二市場長(廣瀬智史)

 今,国内でKyoto Beef 雅,京都産のお肉についてはEUにも輸出をされてますし,それからシンガポールとかアジア圏にも輸出をされております。アジア圏については主要な食肉市場の方でと畜をして輸出をされてますし,アメリカ,それからEUなんかについては鹿児島まで運んでいただいたというような状況でございます。実際に輸出をされている事業者さんにおかれましては,京都市場が輸出認証を取れれば,そこまで運ぶ必要がない,より安全に早くできるので,早く取ってほしいというようなことをおっしゃっていただいております。それ以外にも近隣県ですね。今,姫路の方はずっと対米の方,取得を目指してやっているということで聞いているんですけれども,向こうは神戸牛がメインになりますので,近隣で関西で言いますと,京都市場が欧米の方の輸出認証を取れれば非常に足掛かりがいいと,関西は牛の一大ブランド牛が集まる地域でもございますので,そういった所からの集荷も期待できるのではないかなと。一部の出荷者においては,そういったことを見越して今既に内の方に牛を少しではありますけども,出していただいている方もございますので,今後もそういった地元近隣府県とのつながりというのもしっかりと作って取組をしていきたいという風に考えているところでございます。

   ◆委員(加藤昌洋)

 京都というまちは変なまちで,パンが好きだったり肉が好きだったりラーメンが好きやったりという,その一つが肉大好きというのがあると思いますし,海外輸出されるものが集まることも契機として,いろんな肉が京都の第二市場に集まることによって,京都市内の人がもっと安全で安心でおいしい肉を食べられるように今後も時間は当面掛かるようですけども,しっかりと海外輸出展開に向けても取組を進めていただきたいという風に思います。
 次に,MANGAナショナル・センターの取組についてお伺いをさせていただきます。
 コンテンツ産業,マンガ,アニメの話は出てきてたんですけども,京都市では旧龍池小学校の京都国際マンガミュージアムをはじめとして,漫画家の育成事業であったりとか,先ほどお話も出ておりました京まふとかいろんな事業を展開されていると思います。国の方では超党派でMANGA議連を作られておりまして,そちらの方にも要望活動を行われているという風に京都市でもお伺いをしております。私としても漫画大好きですし,今,京都を題材にした漫画で言うと,舞妓さんちのまかないさんという面白い漫画があったりとか,京都を舞台にした漫画も非常に多いですし,どういう動きになっていくかという国の業務は不透明な部分も多いと思いますけど,誘致活動に向けてはしっかり取組を行われていると思いますけども,見通しとか,どういう風に要望活動を行っているかという点について,お答えいただきたいと思います。

  ◎新産業振興室グリーンイノベーション・コンテンツ担当部長(原田規之)

 ありがとうございます。MANGAナショナル・センターについての要望等でございます。MANGAナショナル・センターにつきましては,国がマンガ,アニメ,ゲームの中心的なハブ機能を持ったものを整備していくというような法案の整備が,先生御紹介いただきました超党派の議連によって進められているところでございます。本市といたしましても,そのハブ機能を京都市にも持たせてほしいというような要望を議員連盟,それから関係省庁の方にさせていただいているという状況でございます。

  ◆委員(加藤昌洋)

 そうなってくると,多分,今までの京都国際マンガミュージアムを中心的な拠点としながらも,多分,色々な,今までも協力してもらっている大学等にも協力してもらいながらという風になると思うんですけども,議連に対して要望活動を行って,実際の感触を言えるところ,言えないところあると思いますけども,どれぐらいの感触を得ておられるのかというのをお答えいただきたいと思います。

  ◎新産業振興室グリーンイノベーション・コンテンツ担当部長(原田規之)

 議員連盟に関しましては,全部ではございませんが,議員連盟の総会などがありましたら,オブザーバーとして参加を認めていただいているところでございます。ですので,一定の情報はそこでつかませていただいているという状況でございます。

  ◆委員(加藤昌洋)

 じゃ,京都市として何か具体案として一歩近付いているとか,まだそういう段階ではなくて,京都市としてもやりたいというのは要望として伝えてて会議にも参加させていただいてる。ただ,その中でどういう反応があるかというのは,まだまだ見通しは不透明というような認識でよろしいですか。

  ◎新産業振興室グリーンイノベーション・コンテンツ担当部長(原田規之)

 超党派の議連によります法案でございますが,こちらは議員立法での成立を目指すということで伺っておりまして,今のところ,国会にはまだ提案されていないという風に伺っております。こちらの方が提案をされまして成立をされましたら,所管官庁もはっきり決まりまして,具体の中身が見えてくるというところがございますので,私どもといたしましては,先ほどの要望が実現するように適宜情報を積極的に集めまして,タイミングが遅れないように引き続き働き掛けてまいりたいという風に考えております。

  ◆委員(加藤昌洋)

 文化庁の移転も近付いておりますし,コンテンツ産業の中のマンガとかアニメが文化なのか,産業なのかというのは,両方にもちろん属していると思いますけども,そういうのも契機として具体的に道筋が見えてきたときにはやっぱり京都にもそういった機能を持たしてほしいというのを私自身も思いますし,今後とも動向を注視していただきながら取組を進めていただきたいという風に思います。
 3点目に,観光についてなんですけども,私自身が思うところがありまして,観光と言えば大体入込客数であるとか入洛客数,外からの観光というところにどうしても目が行きがちやと思います。もちろん,外から京都の良さを知ってもらう,京都に観光に来てもらう,お金を落としてもらうというのは非常に大事だとは思うんですけれども,じゃ,京都市内の人がどれだけ京都のことを知ってるんやと言われると,私も全然知りませんし,例えば言葉は悪いですけども,周辺部に住んでる人はもちろん中京区,下京区にはよく何か仕事であったり,買物しに来たり,御飯食べに来たり,遊びに来たりというのはされると思うんですけども,なかなか中心部に住んでる人間が,周辺の例えば北部山間地域,いろんな所へ行ったことあるのかと言われると,そういった部分はまだまだない人が非常に多いと思いますし,そんな所あるのということも,私もよく経験するんですけども,そういった所にまだまだ掘り起こせる,市内の人間の観光を掘り起こせるという風に私は考えております。その点,何か取組をされているかどうか,お伺いしたいと思います。

  ◎観光MICE推進室長(横井雅史)

 ありがとうございます。私ども観光MICE推進室では観光客の誘致といったときには,やはり先生おっしゃるとおり外から,海外から,京都府内からというような方を第一のターゲットにしておる,それは確かにそのとおりでございます。ただ,一方で先生おっしゃるとおり,市民の皆さんが京都観光を知っていただく,あるいは域内循環していただく,それぞれの地域の活性化につながる,こうした取組も極めて重要やと考えています。一方,ちょっと見方を変えますと,市民の方御自身のふるさとである京都を知っていただく,そのことで観光客を温かくお迎えする機運を醸成する,こういう面でも大いに意義があることかと思っています。それで,私どもは市民の京都を再発見していただこうという試みで,小学校6年生の冬休みに副読本をお配りをして,その中に,お子さんと一緒に世界遺産へ行っていただければ無料でお子さんが見ていただけるとか,そうした取組もこれまでからやってきているところでございます。一方,我々,市外の方,市内の方とは余り区分けして考えてないんですけども,周辺部にハイキングしていただきますと,京都一周トレイルコースでありますとか,あるいは先ほども御質疑ございました自転車ツーリズムでありますとか,そうしたことも山間部を含めて十分に日中ゆっくりと自然に親しんでいただける,そうしたこともしっかりと市民の方々にもPRしているところでございます。

  ◆委員(加藤昌洋)

 色々やっていただいていると思うんですけども,何かもうちょっと市民の皆さんが,あっ,これやったら行ってみようかなという取組を,さっき親子でという事業もあるとおっしゃっておりますけども,やっぱり京都市の人間は混んでる観光地にわざわざ行くのは大嫌いやと思います。やっぱり新しい,今までこんな所あったんかという所に行ってもらいたいと思いますし,今年のゴールデンウィーク,私,鞍馬寺にふらっと行ってきたんですけども,ゴールデンウィークの割には,鞍馬は,人,あっ,これぐらいしかいいひんねやとかいうのがありましたし,貴船へ行くと夏の期間はすごい人が多いですけども,それ以外は意外と,かなり集中してる地域よりはまだ歩きやすかったりするのかなと思いますし,またそういう穴やけれども,まだまだ行ける所に,もちろん入込みは大事ですけれども,京都の人にも足を向けてもらえるようにしていただきたいなと。また,私も十分に何か案があるわけではないですけども,一緒に考えさせていただければなという風に思います。
 次は,予定してなかったんですけども,大分時間が余っておりますので,さっきキャッシュレスの話があったんですけども,もちろんキャッシュレスについては市内の事業者に先ほどいろんな支援をやられていると,それも好調やという議論があったんですけども,京都市の施設においてもキャッシュレスをどんどん進めていただきたいなという風に思っております。やっぱり京都市がやれ,やれと,観光にいいですよと言ってる割には,京都市が持ってる観光施設で使えない,キャッシュレスといかないというのは,何か言ってるくせにやってないよねというのはありますし,文化市民局が持ってる施設もかなり多いと思いますけども,そこら辺,局間連携しながら京都市が持ってる施設でもキャッシュレスに向けて動いているのかいないのかを含めて,お答えいただきたいなと思います。

  ◎観光MICE推進室長(横井雅史)

 ありがとうございます。キャッシュレス決済の促進でございますけれども,確かに事業者の皆様方にキャッシュレス,キャッシュレスと言いながら,京都市の方が持っている施設がキャッシュレス対応してないとはどういうことなんだということは非常によく理解できます。その点につきまして,我々も文化市民局等と連携しまして,先般は二条城でキャッシュレス決済を実証でやらさせていただいて今後の導入に向けた対応もさせていただいております。ただ,そのキャッシュレス決済,例えばクレジットカードだとか導入する際には,やはり個人情報等の課題がありますので,そういった観点からの規則の改正ですとか,そういった対応が必要になってまいります。ただ,我々としても,京都市が持っている施設においても,しっかりキャッシュレス決済の導入が促進できるように,引き続き連携して取り組んでまいりたいと考えております。

  ◆委員(加藤昌洋)

 キャッシュレス決済,もちろん京都市の事業と施設に取り入れていただきたいと思いますし,特に交通系ICでのキャッシュレス決済とか,例えば京都市のバス,地下鉄に一日券を利用しなくても,1回乗って目的地に行って帰るだけの人とかがICでバス,地下鉄に乗りました,その人が京都市の観光施設にその同じカードとか携帯でも何でもいいですけども,ICを使ったら割引しますよみたいなシステムを使うと,キャッシュレスを導入して全然使ってもらえないと意味ないので,そういった割引も含めて検討していただけると,折角作ったものを市民としてはお得にですし,京都市としては税金を投入して作ったものを使ってもらえるという風になると思うんですけども,そういった展開は考えておられますか。

  ◎観光MICE推進室長(横井雅史)

 ありがとうございます。先生御指摘のとおり,キャッシュレスと言ってもクレジットカードだけではなくて,ICカード,そして最近ではQRコードを使ったようなキャッシュレス決済というものが今大分はやっている状況でございます。
 そういった中で,どういった形でキャッシュレス決済が促進するかということをしっかり考えながら検討してまいりたいと思いますし,その導入に当たっての割引等につきましては,まだまだ勉強レベルのものでございますので,引き続き検討してまいりたいと考えております。

  ◆委員(加藤昌洋)

 キャッシュレス決済を導入されて,もちろん外国人観光客の人も特に中国人は今出たQRコードの決済とかすごい進んでますけども,私たち日本人で京都市民であっても,やっぱり携帯にフェリカの端末が入っていると,携帯を持っていればコンビニでも買物できるし,電話できるし,ネットで調べて,電車乗って,バス乗って,何でもできると。かなり身軽になれると思いますし,そういった利便性も含めて,民間事業者ももちろんそうですし,京都市としてもいろんな,もちろん導入してもらう方向に動いていただいているということはありがたいですし,お得さも含めて課題として検討していただきたいという風に思います。

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